取らぬ狸の皮算用?

言葉の使い方は人それぞれだが、いい意味に言葉を常に取れる人は、いい習慣を持っていると言っていいだろう。取らぬ狸の皮算用と言われるが、計算してない人は目標もなく動いているわけで、それってその場しのぎの生き方なんちゃうの?という見方もある。慎重なA型な人からすれば、取らぬ狸で結構ですよってなもんですな。

さて、何を皮算用したいかと言えば、自分が楽しく老後を生きるのに、どれだけのお金がいるのかってこと所謂一般的な定年まではあと25年以上があり、そんな先のことを心配しても意味がないのかもしれない。でも一方で不確実すぎる世の中を生き残っていくには、持つべきものは持っておかなくていけない。

老後をそれなりに余裕を持って生きるためには、夫婦で約30万円程の出費が必要となるそうだ。あと25年もしたら物価も変わっているだろうから、同じ金額が当てはまるとは言えないが、一応インフレがない前提で検討していこう。
一般的な年金は約20万円ということで、月10万円程の追加所得があれば、生活は楽になりそうと言える。逆に言えば30万円の所得が得られる環境があれば、年金と合わせてかなりの余裕がある暮らしができる。子供や孫に、いい思いをさせてあげられるだろう。

では月10万円の所得とはどの程度のものなのか。仮に時給1,000円の仕事をするとしたら、本当に単純な計算として100時間の労働だ。1日8時間働くとすれば13日間の労働ということになる。1日4時間しか働けない仕事だと、25日働くことになり、ほぼお休みがない。働くことが好きな人でも、やはり体力に限界は来るだろうし、いつまでも1,000円の時給が保証される仕事につき続けられるわけではないだろう。労働での収入確保を考える場合は、単価アップを検討するのが良さそうだ。どんな時代になっているか分からないが、何か確固たるスキルがなければ、時給を上げるのはかなり難しいような気がする。

やはり、それまでに蓄えてきた資産から得られる収入を作り込むことが、現実的なやり方だという気がする。不動産収入、配当収入、ロイヤリティ収入。自分の投資したものからお金が還付される仕組みを作って、10万が入ってくる仕組みを考えるのも方法だ。3%利回りの株式があるとすれば、資産残高として5600万円があれば、税金も考えて約月10万円の収入が得られることになる。30万円の収入にしようと思うと、1億7千万円という途方もない数字になってしまう。
ただ、長期投資による不労所得の獲得ならば、実際にはそこまでの資産はいらないはずだ。長期的に企業が倒産せず、また、配当を増やすことはあっても減らすことがない場合、例えば今日利回り3%で購入した株式は、25年後には利回りはもっと高くなっているに違いない。だから1億円くらいあれば、達成出来る水準となっている可能性が高いのだ。今年は年初が総投資額が約300万円程度しかなく、現状でもまだ600万円にも到達していない。1つには途上国にいると自由な投資環境を作りづらいということからだ。それでも配当は10月時点で総計約8万円。11月、12月の配当を受けたら年間10万円は超えると重ている。今季の途中に買い初めていて今年の配当権利が貰えていない株式も多いので、来年にはもっと安定した収入になっているだろうと考えている。

理想的には日本に帰任したタイミングで株式が暴落するシナリオ。生活は苦しくなるだろうが、自由な投資環境を作れるという意味においては最高だ。そして駐在中は動かせない現金を引き出して、下落しゆく相場に向かって徐々に株数を積みましていけば、将来的なキャピタルゲインも期待できるだろう。

いずれにせよまずはほ投資資本が1,000万円を超えるタイミングがターニングポイントと言われるので、そこまでの資産をしっかり投資して行こうと思います。