時間が無い

そんな言い訳をし続けてきた3年。実際にスキルは上がったのだろうか。
専門性を高めるという意味では大いに衰退した。一方でかなり様々な仕事を経験できたという意味では非常に濃密な時間であった。忙しかったのは事実であり、椅子に座って何かを学ぶという環境ではなかったとは思う。残業時間は日本基準なら100時間を超えるのが当然だ。
最近は子供が出来た中で、なんとか意識的に早く家に帰っているが、それでも仕事を持って帰る日も少なくはない。専門性を高めることはなかなか出来てこなかった。
しかし、このままでは勿体ない。ようやく時間が出来てきて、何に時間を使うべきかを悩めるようになってきた。幅広い業務をした中で面白い!と思えたこと
をしっかりと突き詰めていくステージにきているだろう。頑張っているが、もっと頑張ってる人がいて、成績をあげることが得意なやつもいる。特に目立った業績をあげている訳では無い。何かにしっかりと焦点を当てて、その事をやりたいとぐっとフォーカスしてやらないと、意味は無いだろう。全体的なビジネスの仕組みがわかった人も少ないわけで、この経験を活かさないのは駐在員経験の意味が無い。面倒なだけのおっさんにならぬよう、現状に満足せずに学び続ける姿勢が重要だな。

さて、今日から何を学ぼうか。

株を買うタイミングが分からないなら

自分の整理のための投稿。
個別株の投資は16-20銘柄。
余程愛着のある優良企業があれば別として、個別の銘柄への投資タイミングは常に難しい。
基本的にはファンダメンタルズの分析が1つ。長期的なインカムゲイン中心の投資スタイルならば基本となるだろう。

でもせっかく個別株をやるなら、ドカッと利益も狙いたいものだ。そうすると株価が落ちた際に、ガッツリ買い込みを目指したい所。でも狙っている株の急落相場など、そうそう来るはずはないのである。それならばと、東芝、FBやテスラのようないわゆる事件発生に伴う急落のニュースが入った銘柄を狙って買い込むことになるだろう。その場合、特に思い入れも、銘柄分析もしていないような株を買うことになる。シンプルに金を稼ぐという目的に照らし合わせればそれでいいが、基礎となるブランドの土台がダメージを受けたら、価値がゼロになるシナリオもある。ハイリスクな展開になるだろう。

なかなか株価もさがらず、偉そうなアナリストと呼ばれる方々による、あとからなんとでも言い訳のできる、これから下がりますよ!的なニュースが出続けている。こういう相場だと、なかなか買う銘柄がないものだ。まぁきっとそんな時は、個別の銘柄よりもセクター別のETFでも買い込む方が、長期投資には向いているのだろうと思う次第だ。

まずはロングリストの作成、ファンダメンタルズの基本のアップデート、その上で買いたいものがなければETFへの投資。そんな所だろう。

個別の急落株を狙うのは、まあよくて資産の5%以下くらいでいいのかな。上手く株価が回復すれば、3倍くらいに伸び、全資産の15%くらいになってラッキー。失敗してもそんなに痛くない。それくらいの金額で、少しギャンブルをするのが、自分には合っていそうだ。

とりあえずまだまだ現金比率が高すぎる。元々貯金も十分あるのに、今年一年かけて1年でたまる貯蓄分しか投資できてないなんて!34歳なら7割方突っ込んでもいいのだ。次のリーマンショックでは全額突っ込む気持ちでそのための準備もしながら、着実に今買えるものは買い集めていこう。

シンプルに

色々と出来てしまう、というのは良くないのかもしれない。不器用にただ一点を見て、真っ直ぐに突き進む事の方が、良い結果をもたらすことは、世間的にも多いようだ。歴史に名を刻むほどの偉業は、基本的に何か大切なことを突き詰める人達によって成されているように思う。
かなり幅の広い仕事を経験してきた。一般的な駐在員と比べて、かなり幅広いことを経験してきたと思う。いわゆる大企業にいながら、これほど多くの業務に携われるのはラッキーなことだろう。会社の金で、仕事を学べるのだから。はっきりいってかなりキツかった。それぞれがなかなか思うようには回らないし、求める結果が出てこないことが多い。マネジメント、リスク管理といったベーシックなスキルアップから、その土地に合わせたアテンド力といったものも学べたと思う。経理、税務、財務、総務といった管理面も、事業計画に予算管理といった営業面も一定以上のレベルで携わってきたと言っていい。
しかし、方向性がない。色々と経験はしたが、方向性が定まっていない。自分にとって向いていることはなんなのか?ということを、じっくり考える時間が欲しい。そんなことを思う、今日この頃。

選択と集中

よく言われる言葉だが、本当に世の中で実践できている人は、如何程いるのか?特に色々なことを受けてくれる便利使いの人がいなくては回らない日本的組織においては、いくらでも仕事を分散出来る。生産効率の極めて高い人が、選択をしまくって落ちてくる仕事は、本当にやらなくていい、のでしょうか。個人としてのやる、やらないはあるとして、組織としてのやる、やらないをしっかり線引きできないと、会社としての突き抜けた成長はありえないんだろうな。

悩ましき初マネジメント

世の中の全てが投資という人もいる。お金がわかりやすいけれど、人材もそうだと。ひとつずつ作業を教えていけば、3年もすれば必ずものになるはずなのに、そうなっていないのは、部下に対する投資が足りていないのでしょう。
特に事務作業系は、やるべきではない。あるいは毎日簡単にレコード出来るようにして、負荷と思わせる作業にしてはならない。かなりプレーヤーの要素が強いマネジメントを3年半続けてきた。与えられはずの職務から外れた膨大な量の業務に押しつぶされそうな時もある。しかしなんとかやってきたことは、自負している。でも、部下が育ってない。
俺がいなくてもこの組織は回るのか?この問いに自信を持ってイエスと言えなければ、良いマネジメントをしてきたとは言えないだろう。先々週から始めた日々のミーティングで、明らかにスピード感は増している。まずは2人からだけど、丁寧にスキルを上げていこう。