交通規制強化

アジア大会を目前に迎えて本当に迷惑な交通規制が引かれてしまった。首都圏の主要道路の殆どを、車のナンバーで規制するというもの。元々偶数、奇数の日付に合わせての規制はあったが、朝と夜の通勤時間に限られた規制だったので、時間さえしっかり考えればなんとでもなっていた。しかし今回の規制はほぼ1日中規制するというもの。はっきりいって最悪だ。行きたい場所に行けなくなるし、本当にそこで働いている人達にとっては改悪としか言いようがない。

会社では追加で車を借りて対応をすることにした。出張者が多い自分の会社はアテンドの量が凄まじく、空港に迎えに行くチャンスもかなり多いので、車を追加しなければ回らない状況なのである。

なぜこのような規制になるかというと、大会の途中、選手の移動は会場から会場まで30分以内でなければならないらしい。そのため、渋滞そのものを緩和する必要があるということだ。車の数をたし合わせると、道よりも多くなるという噂もあるくらいで、完全にインフラが追いついていな国なのである。ただ、この規制、色々な抜け道がありそうだ。ひとつには所々でナンバーが売っている。絶対にナンバーを付け替えて走っている車があるだろうということ。そしてもうひとつは、こちらの国のお金持ちは本当にお金持ちなので、車をもう一台購入することなど全く問題ないはずだ。だから、交通規制を敷いたことによって、車の販売台数は伸びていると個人的には思う。ある意味国としてのい」大きな経済支援策なのかもしれない。

大会が終わる2ヶ月間、この規制は敷かれ続けるだろう。生活は大変だが、この国に住まわせていただいてるという気持ちを忘れるわけにはいかない。大会が無事平穏に終わり、この国にもっと注目が集まることを期待したいものである。